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仲西森奈『起こさないでください』※新本
¥1,980
SOLD OUT
作家・仲西森奈、初の短歌集。 誰もが身に覚えのある愛。 どこに向けるわけにもいかない苛立ち。 万事どうにもならぬ、ましてや言葉にできそうにもない、あらゆる事柄を短歌にしたためる。 短歌以外にも、短篇小説やエッセイが挟まれています。 単語の索引が付いていたり、寝落ちしてもパタンと開いたままになる製本、短歌に馴染みのない方にもたのしんでいただける魅力の詰まった一冊です。
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工藤玲音『水中で口笛』※新本
¥1,870
くどうれいん、待望の第一歌集刊行! 「くどうれいん」名義で『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』などのエッセイや小説作品『氷柱の声』など、作家として活躍する著者、待望の第一歌集。 天性のあかるさとポエジーをあわせ持つ歌の数々は、まるで光そのもののように読み手を照らし出す。16歳の時より書き続けてきた短歌作品から、厳選316首を収録。
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ユキノ進『冒険者たち』※新本
¥1,870
午後ずっと猫がふざけて引きずった魚のまなこが見上げる世界 誰かの手を離れる風船 世界から失われゆくひとつのかたち 残業の一万行のエクセルよ、雪原とおく行く犬橇よ
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上坂あゆ美『老人ホームで死ぬほどモテたい』※新本
¥1,870
SOLD OUT
風呂の水が凍らなくなり猫が啼き東京行きの切符を買った 故郷の母と重なりしメスライオン 深夜のナショナル・ジオグラフィック 沼津という街でxの値を求めていた頃会っていればな
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永井祐『広い世界と2や8や7』※新本
¥1,760
口語短歌の金字塔と言われた第一歌集『日本の中でたのしく暮らす』から8年。 ゼロ年代の短歌シーンを代表する歌人・永井祐、待望の第二歌集。 どこにでもあるような都市の風景、仕事、人間関係。それを切り取る永井祐の手つきによって、世界はこんなにも広々と私たちの前に立ち現れる。
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前野健太『百年後』※新本
¥1,980
愛なんて、孤独なんて、ただの言葉だろ。 「東京の空」、「コーヒーブルース」など、今の時代を歌う名曲を数多く発表し、音楽ファン、文芸読者をも熱狂させ続けるシンガーソングライター・前野健太。 音楽活動の他、文芸誌でのエッセイ連載、ラジオのレギュラー番組を持ち、俳優としても活躍する、今、最も期待される書き手による初のエッセイ集。 文芸誌『すばる』連載「グラサン便り」のエッセイをはじめ、これまで数多くの雑誌等で書かれてきた文章の他、未発表、書き下ろしの文章を多数収録。 右肩下がりの時代の青春を、友情を、恋愛を、街を、人を、時代をすくい取り、描く。 カバー写真を写真家・ホンマタカシが撮り下ろし。
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望月昭秀 /山内宗嗣『土から土器ができるまで/小さな土製品を作る (縄文ZINE books』※新本)
¥2,200
縄文時代の土器づくりを追いかける「土から土器ができるまで」と、実際に土製品を作る「小さな土製品を作る」。この二つの土器づくり読本を一冊にまとめました。 Side A「土から土器ができるまで」 世界遺産である「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産である是川石器時代遺跡の収蔵展示施設「是川縄文館」の協力のもと、縄文文化の根幹を担っていた土器づくりを追いかけ、土器や土偶や土製品がどうやって作られているかをドキュメント。 粘土を山から採取し、形作り、乾燥し、焼き、黒くする。 Side B「小さな土製品を作る」 実際に個人でも作れる小さな土製品を作る方法。さらには現代人はどんな土器や土偶や土製品を作るべきかの考察と、造形家山内崇嗣さんのかわいい土製品の紹介。 それに加えて実際に青森県八戸市の中高生たちに作ってもらった土製品のワークショップの様子と作品の紹介。
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長谷川晶『中野ブロードウェイ物語』※新本
¥1,870
来る者を拒まず、去る者を追わず― その存在は常に変わりゆく時代とともあった。 1966年から変転を続けるNBW(中野ブロードウェイ)の世界へようこそ。 屋上プール付き分譲マンションと「まんだらけ」などのサブカル店舗群が同居した異空間。 活況のインバウンドとコロナ禍を経て、“昭和の不沈艦" は今なおアメーバ的進化を続ける。 当地に暮らす著者がその全貌に迫った異色ルポ。 中央線文化圏を先導した巨大建造物の伝説と現在
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小川洋子『そこに工場があるかぎり』※古本
¥660
作家小川洋子氏による、おとなの工場見学エッセイ。 あのベストセラー『科学の扉をノックする』の工場版ともいえる本です。 幼いころから変わらぬ小川さんの好奇心と工場愛がじわじわ心にしみて、今、日本のものづくりに携わる人々と、繊細で正確な数々の製品のこと、 あなたもきっと、とても愛おしく思うようになるでしょう!
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東直子『レモン石鹸泡立てる』※新本
¥1,980
本のなかの世界は、永遠だ。――多忙な日々のかたわらにある本、大好きな作家や歌人たち、そして旅の思い出。 なつかしい風景がよみがえる、待望の書評&エッセイ集。
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蒼井倫子『「いただきます」の人類史』※新本
¥2,200
わたしたちの身体は、食べ物でできています。単細胞生物が多細胞に変化しアミノ酸を外から確保し始めたときに、「いただきます」の歴史が始まりました……。 それから数億年が経ち、近い将来、大量生産と大量消費という食を取り巻く現在の構図は崩壊することが予想されています。 それは私たちの健康どころか、命そのものを脅かします。 食育を専門とする小児科医が、細胞や栄養素というミクロな世界から、いま人類を覆っている飽食と飢えの格差・生活習慣病・偏食といった大きな視点まで、ごはんと人の歴史をめぐる。
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切通理作/丸田祥三『日本風景論』※古本
¥1,320
近代の特徴としての鉄道、テレビ世代が通過してきた時代への視座、疑似体験としての戦争論など、批評家・切通理作と写真家・丸田祥三の徹底対談。
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太田和彦『日本居酒屋遺産 東日本編』※新本
¥2,200
名店の肴と酒、そして“建物"を味わう。 居酒屋探訪家・太田和彦の最新刊! 古い居酒屋に客が通うのは、酒肴もあるが、 建物の居心地の力が大きい。 居酒屋の「居」は居心地の「居」、居場所の「居」。そのながい歳月をくぐり抜けてきた建物に自分を重ね、自分の生きてきた人生を肯定する場所だからだ。 そこで、 ●創業が古く昔のままの建物であること ●代々変わらずに居酒屋を続けていること ●老舗であっても庶民の店を守っていること この条件を満たした居酒屋を「日本居酒屋遺産」として記録。 本書〈東日本編〉では東京を中心に、北海道、山形、宮城、神奈川、静岡の居酒屋遺産15軒を紹介する。 ながく愛されてきた店は、客と主人が時間をかけてつくってきた、そこだけにある空気、居心地が何より貴重な財産だ。 本書を開いたあとは、ぜひ暖簾をくぐって体感していただきたい。
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小森はるか 他『佐藤真の不在との対話(見えない世界を撮ろうとしたドキュメンタリー映画作家のこと)』※新本
¥1,650
見るとは、伝えるとは、普遍とは何かー。"映画哲学者"佐藤真に触れる対談集。
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代田治彦『きみが死んだあとで』※新本
¥2,530
1967年、10・8羽田闘争。同胞・山﨑博昭の死を背負った14人は、その後の時代をどう生きたのか? 全共闘世代の証言と、遅れてきた世代の映画監督の個人史が交差する、口承ドキュメンタリー完全版。 1967年10月8日、佐藤栄作首相の南ベトナム訪問阻止を図る全学連が、羽田・弁天橋で機動隊と激突、当時18歳だった京大生・山﨑博昭さんが死亡した10・8羽田闘争。 この〈伝説の学生運動〉に関わった若者たちのその後を描いた長編ドキュメンタリー映画『きみが死んだあとで』を書籍化。 山本義隆(元東大全共闘議長)、三田誠広(作家)、佐々木幹郎(詩人)をはじめ、当時の関係者への延べ90時間に及ぶ取材メモをもとにした、映画未収録インタビューを含む口承ドキュメンタリー完全版。 「しらけ世代」の代島監督がいちばん憧れた「全共闘世代」のヒーロー、秋田明大(元日大全共闘議長)に迫る書き下し原稿も掲載! 若者は「10.8後」をどう生きたのか。あの時代の貴重な証言がここに。
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かわかみなおこ『しょんぼり珈琲』※新本※栞付き
¥400
SOLD OUT
kamebooksのツイートがきっかけで産まれた物語。 古いビルにある喫茶店。 しょんぼりをそのまま受け入れてくれる。 しょんぼりした事がある人に読んで欲しい。
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松岡 宗嗣『あいつゲイだって ーアウティングはなぜ問題なのか?ー』※新本
¥1,980
2021年11月は「一橋大学アウティング事件」の控訴審判決から1年にあたる。「パワハラ防止法」により、2022年4月からは中小企業でもアウティングの防止対策が義務付けされることになっている。 なぜアウティングは「不法行為」と判断されたのか? そもそもなぜ、性的指向や性自認といった個人情報の暴露が「命」の問題につながってしまったのか? 実は、一橋事件の前からこうした被害は起きていたし、現在も起きている。学校や職場などの身近な人間関係、不特定多数に瞬時に情報を発信できてしまうネット社会において、誰もが加害者にも被害者にもなり得るのだ。 校舎から飛び降りたのは、私だったのかもしれない――。勝手に伝えることが誰かの「命」を左右する瞬間を、痛みとともに、ひとりの当事者が描き出す。 一橋事件を一過性のものとせず、被害を防ぎ、これ以上「命」が失われないためにも、いま改めて考えたい「アウティング問題」の論点! ■「アウティング」とは? 本人の性のあり方を同意なく第三者に暴露すること。 ■「一橋大学アウティング事件」とは? 「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ」。一橋大学大学院のロースクールに通うAがゲイであることを、同級生ZがクラスメイトのLINEグループに同意なく暴露。心身に変調をきたしたAは2015年8月、校舎から転落死した。翌16年、遺族が学生Zと大学に対し損害賠償を求めて提訴。20年11月の控訴審判決では、本人の性のあり方を同意なく勝手に暴露するアウティングが「不法行為」であることが示され、世間的にも「アウティング=危険な行為」という認識が広まるきっかけとなった。地方自治体だけでなく、国レベルでも大きな影響があった。
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ハナムラチカヒロ『まなざしの革命ー世界の見方は変えられるー』
¥1,980
山極壽一氏(人類学者)推薦! 情報が溢れる現代社会に気鋭のランドスケープアーティスト(風景異化論)が贈る、この時代に「溺れない」ための選択と思考法。 常識・感染・平和・情報・広告・貨幣・管理・交流・解放――9つのキーワドから現代社会を読み解き、自分の「まなざし」の「盲点」(=思い込み)を知る。
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パリッコ『晩酌百景』※新本
¥1,650
一日の終わりをゆったり過ごす晩酌の時間── そんな晩酌の話から人柄や人生も見えてくる、ほっこりインタビュー集 多くの酒飲みが、一日の終わりを晩酌によってホッと締めくくっている。そんな、食事でありつつある意味で儀式でもある晩酌をとっかかりに、お酒や食事について話すうちに、人生哲学や普段は見せない素顔までが浮かび上がってくる──。 「酒場ライター」として人気のパリッコが、11人のお相手たちと差しつ差されつ語り合った夜の記録と記憶は、すべての酒好きはもちろん、下戸な方にも染み入る「ちょっといい話」が満載。気軽に楽しく読める、けれど味わい深い一冊です。
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内山節『資本主義を乗り越える』※新本
¥1,210
際限なく利潤を追求する資本主義経済が暴力的に台頭し、今日の荒廃した世界をつくりだしている。 そもそも資本主義とはどのような経済なのか。 それは伝統的な経済とどう違うのか。 農業や共同体と資本主義の関係は? これらを平明に解き明かしたうえで、おカネに振り回されない、自然や共同体とともにある経済のかたちを構想する。その蓄積を一番もっているのは、農業だ。 自然と人間の関係、労働や共同体をめぐる独自の思想を構築してきた哲学者・内山節が、2018年2月に開催された「東北農家の二月セミナー」にて語った新しい経済論。
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内山節『新しい共同体の思想とは』※新本
¥1,320
近代ヨーロッパの文明思想は結局、国境やおカネといった虚構に支配された今日の世界をつくり出した。 実体のある、結び合って暮らす共同体的世界をとりもどすにはどうすればよいのか。 その手がかりは、日本の民衆が培ってきた土着・伝統の思想・文化にあった。自然信仰や仏教思想の展開をわかりやすくひもときながら、転換の時代をともに生きるための思想を構想する。 自然と人間の関係、労働や共同体をめぐる独自の思想を構築してきた哲学者・内山節が、2019年2月に開催された「東北農家の二月セミナー」にて語った新しい思想論。
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三浦展『昭和「娯楽の殿堂」の時代』※新本
¥2,090
都市にはなぜ娯楽があるのか?巨大温泉、大劇場、噴水キャバレー、ボウリング場、総合レジャービル。 街もビルも今までにないものをゼロからつくってしまう。 人々はものすごい勢いで集い、騒ぎ、汗を流し、酒を飲み、笑う。そんなパワフルな昭和の「娯楽」の時代をひもときながら、「娯楽の場」としての都市を考察する。
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三浦展『娯楽する郊外』※新本
¥2,420
SOLD OUT
郊外はかつて娯楽の中心だった。 没個性と言われる住宅地には、調べてみるとそれぞれに古くからの産業や文化の歴史があり、そうした無数の小都市が寄せ集まって、東京の大都市圏は成り立っているのだ。 これからの郊外に必要なものとは何か? 街歩きの達人がひたすら歩いて考えた、まちの個性のつくりかた。
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小川たまか『告発と呼ばれるものの周辺で』※新本
¥1,980
日本では、多くの女性が痴漢に遭う。 みんな、あまりにも日常的すぎて、なんでもないことのようにやり過ごしてしまう。 日本では、レイプに遭ったら、必ずしも法律が被害者を守ってはくれない。 長い間、これはおかしいと声を上げてきた人たちがいるが、その声はかき消されてきた。 性犯罪や性暴力に対して声を上げてもなかなか信じてもらえない。 単に告発だと受け取られる。 でも、その声からは、内省も、やさしさも、前に行こうと信じる力も感じられるはずだ。 2017年性犯罪刑法が改正され、#metoo が続き、2019年4つの性犯罪裁判が立て続けに無罪となり、フラワーデモが起こった。 本書は、まだ社会に届かない小さな声の集積だ。 あなたの隣人、友人、家族も当事者になりうる。 性犯罪、性暴力への偏見や誤解をほぐし、やさしい社会を築くため、2017年から2021年、女性たち、支援者たちの声の記録。