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ロアンヌ・ファン・フォーシュト『さよなら肉食──いま、ビーガンを選ぶ理由』※新本
¥2,420
SOLD OUT
旧来の経済モデルと生活習慣が機能不全に陥った今、求められる新しい「食の物語」とは? 人口増・気候変動・環境汚染に歯止めをかける “ビーガニズム” の合理性と未来を解き明かすオランダ発の注目ノンフィクション。
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福田拓也『DEATHか裸(ら)』※新本
¥2,750
第56回歴程賞(島崎藤村を記念して創設された文学賞)を受賞した才気あふれる詩人が、日本語の「可能性」と「自由」を新しい段階へと引き上げる、最新詩集。
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リチャード・ブローティガン『 こに素敵なものがある』※新本
¥2,200
かなしくてさびしくて優しい人に。 詩のささやきが放つ色気にすっかりやられてしまった。不幸せな者、それでいてどうしようもなく優しい者だけが持つ、強烈な色気。ささやきでしか、本当のことは語れないのかもしれない。(向坂くじら・詩人) 『西瓜糖の日々』が文庫化されたのが2003年。大学1年生だった私はブローティガンに大いに影響を受け、物語るように歌詞を書くようになった。狂気を語る穏やかな声は、きっと今も遠くまで響くことだろう。(高城晶平・cero)
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丸山里美『女性ホームレスとして生きる 貧困と排除の社会学』※新本
¥2,970
SOLD OUT
ほとんど研究されることがなかった女性ホームレスについて、その存在様態と生活世界をとらえる。 女性ホームレスたちの日常的な実践に焦点化することを通じて、男性を中心にしてとらえられてきた人間の主体性について、どのような別様の理解可能性が見いだされるのかを見当する。 岸政彦氏による「解説」を収録した増補新装版。
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かもめと街 チヒロ『決めない散歩』※新本 ※エッセイカード付き
¥1,100
街歩きエッセイストである著者が綴る日記ZINE。 作為のない文章を出してみたかった。 人に話すほどのことではないような、ささやかな日々の欠片が綴られる。 心がざわついた時、安心をくれるような一冊。
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かもめと街 チヒロ『散歩するつもりじゃなかった』※新本
¥1,000
SOLD OUT
街歩きエッセイストである著者が綴る日記ZINE。 街で出会ったもの、日々感じたこと、買い物したもの。。。小さな日常に安心します。
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藤本穣彦『まちづくりの思考力 ー暮らし方が変わればまちが変わる』※新本
¥2,530
SOLD OUT
海はだれのものか、浜辺はだれのものか、魚はだれのものか。 次の世代に暮らし方を手渡すために 足で見つけ、頭で考えて、行動しよう。 そうすれば、きっとまちはよくなる! まちづくりに関心のある学生におすすめしたい一冊。
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橘真『哲学するレストラトゥール ー自給自足の有機農業で実践する「贈与への責務と返礼」』※新本
¥1,980
神戸の名ソムリエが淡路島に移住して実践する、有機農業による自給自足。 オルタナティヴな営みの実践を通して導く、ラディカルな手づくりの哲学と思想のカタチ。 かつての神戸を代表する伝説的なフランス料理の名門として一時代を画した[レストラン・ジャン・ムーラン]のソムリエを経て、闊達でフレンドリーな店として人気を博したワインバー「ジャック・メイヨール」の店主であった著者の橘 真さんは、その後、フランス・イタリアのワインや野菜の生産地を視察研修の後、ワインの輸入卸業務店を経て、2009年に淡路島に移住。 自らの思考と哲学を実践すべく、有機野菜の栽培、平飼いの養鶏による飼料の自給、罠と銃による狩猟などを行いつつ、淡路島内外のレストランに野菜などの直接販売を手掛けており、将来的には葡萄の自家栽培による有機ワインの醸造を目指しています。 都市的生活から一転、地方の中山間地に移り住み、「有機農業による自給自足」という、等価交換的価値観が蔓延する現代日本におけるオルタナティヴを選択し、自らの農業を「自然からの贈与に対する責務と返礼」と考えるその暮らしのカタチには、これから縮小していくのが既定路線であるこの国で生きるための知恵が隠されているように思います。 農業に興味を持ち地方へと移住する若者が増えつつある今、現代の日本社会の歪み、農業や地方が抱える問題と向き合いながら、農業や私たちの食、共同体、自我と隣人、人間存在や生きていくことの本質を、レヴィ=ストロースや網野善彦、オルテガなどの古今東西の知の巨人の思想にも言及しつつ、掘り下げて述懐します。 無償の贈与に対する責務の返礼を負ったレストラトゥール(レストランの職人)としての矜持を胸に、1人の農業家が自らの実践を通して導く、ラディカルな手づくりの哲学と思想がここにあります。
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パブロ・トリンチャ/栗原俊秀 訳『バッサ・モデネーゼの悪魔たち』※新本
¥3,080
「この本に書かれている事柄に、筆者はいかなる脚色も加えていない」――現代イタリアの司法史上、最も不可解とされたカルト犯罪の真実を暴くノンフィクション。 1997年から翌年にかけて、性的虐待、墓地での悪魔的儀式といった一連の事件が発生する。捜査の結果、ある少年の証言を契機に何人もの親たちが加害者として告発され、家庭が崩壊してゆく……。 しかし、なぜこの事件の「事実」を語るのが子どもたちばかりなのか? 20年を経て著者が追及して初めて明らかになった、心理学の空隙を突く悲劇的な真相とは……!? *2020年、イタリアの優れたジャーナリズムに与えられるエステンセ賞を受賞。 *2021年、イタリアAmazonでは本書を原作としたドキュメンタリーを制作し、大きな反響を呼んだ(日本未公開)。
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藤原辰史『 [決定版]ナチスのキッチン ー「食べること」の環境史』※新本
¥2,970
SOLD OUT
国民社会主義(ナチス)による支配体制下で、人間と食をめぐる関係には何が生じたのか? この強烈なモティーフのもと、竃(かまど)からシステムキッチンへ、近代化の過程で変容する、家事労働、レシピ、エネルギーなどから、「台所」という空間のファシズムをつぶさに検証し、従来のナチス研究に新たな一歩を刻んだ画期的な成果。 第1回(2013年度)河合隼雄学芸賞を受賞した、著者の代表作。
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松井彰彦/塔島ひろみ 編著『マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件』※新本
¥1,980
偏見や制度による規格・線引きがあるために、そこからはみだした人たちは「マイノリティ」「障害者」「変人」と呼ばれ、異者・弱者として扱われます。 本書の執筆者たちは、その意味で「マイノリティ」や「障害者」「変人」などと思われがちですが、「フツウ」のあなたと、まったく別世界の人でしょうか? この生きにくい社会のなかで、一生懸命、もがいて、生きにくさと戦って、生きているあなたは、この本に出てくる人たちとどこか似てはいないでしょうか? 「フツウ」からはみださないようにがんばっているあなたと、「フツウ」からはみだして、差別され「障害者」「変人」「要配慮者」などと名付けられる彼らを分けているのは、幻想の線に過ぎないのではないでしょうか? 何らかの社会的ハンディをかかえながらも、自分の生を自分なりの形で生き生きと生きていることを伝えるエッセイを、「かわいそうな人の感動する話」ではなく、あなた自身の生と重ねて読んでいただければと思います。
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高野雅夫『自然の哲学 おカネに支配された心を解放する里山の物語』※新本
¥2,200
自然〈しぜん〉と人間を区別することなく、両者が一体となった自然〈じねん〉の世界。 里山とはそのような場所であり、 変わりつつある今も、さまざまなことを教えてくれる。 里山に移住してきた若い人たちとの対話を手がかりに、自らも里山に移住した環境学者が思索を深めてたどりついた、サステナブルな生き方とは――。 田舎暮らしにあこがれているけれど、迷っている人、必読。もちろん、移住を決めた人、すでに移住した人にもおすすめ。そして、移住者を受け入れる人たちにもぜひ読んでほしい。 この危機の時代に、田舎に暮らすことの意味が掘り下げられ、同時に問題点も明らかにされますが、それでも希望が見えてきます。 人とつながって、自然とつながって、生態系の一員として暮らしていくこと。それがいまある生態系を維持し、その恵みを将来世代へとつないでいく。 田畑を借りて自家用のコメや野菜をつくり、 山で木を伐って燃料を調達する。 そんな日常が、おカネに支配された心を解放してくれる。 持続可能な自分も、未来も、里山から始まります。
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髙村志保『絵本のなかへ帰る 完全版』※新本
¥1,760
SOLD OUT
岬書店から出版された書籍に、新たに追加して完全版として刊行。
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佐藤友則/島田潤一郎『本屋で待つ』※新本
¥1,760
町の人たちがなんでも相談にくる山間の本屋、「ウィー東城店」。地域の小売店の可能性と、そこで成長する若者たちの姿を描く。
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高野光太郎『ウォンバットのうんちはなぜ、四角いのか?』
¥1,760
本邦初! オーストラリアにすむ、可愛すぎる謎のモフモフ動物「ウォンバット」の秘密と魅力を、日本で一番詳しい研究者が徹底紹介! 足:速い!時速40㎞で走る。 お尻:めっちゃ硬い。これで肉食獣を撃退! 魅力:とにかく可愛い。 ある日は泥んこになりながらウォンバットを追いかけ、またある日は複数のウォンバットを一度に抱っこし、そしてある日は病気に罹ったウォンバットを治療する。 高校卒業後、すぐにオーストラリアの大自然へ旅立った「ウォンバットまみれ」の日々を過ごす著者とともに森や草原を探索する「紙上フィールドワーク」!
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ヤシャ・モンク『自己責任の時代 その先に構想する、支えあう福祉国家』※新本
¥3,960
貧困、病気、さらには紛争地に赴いた記者の行為に至るまで、あらゆることに言われるようになった自己責任。 人々の直感に訴え正論のようにも響くため、根拠が曖昧なまま濫用されてきた。 本書はこのような自己責任論について、社会の構築と運営という広範で現実的な目的に即して、それが何を誤り、損なっているのかを精緻な分析によって示した、おそらく初めての本である。 福祉国家の本来の目的とは何だったか。自己責任論が覆い隠してきたこの原点への顧慮を喚起し、自己責任の時代から離脱するための基盤となる一冊。
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柳宗悦/若松英輔 監修・解説『宗教とその真理』※新本
¥3,080
明治・大正・昭和を生きた民藝運動の父。 その初期代表作を現代仮名遣いで復刊。 神秘思想への考察を深めたのち民藝運動を立ち上げた知の巨人、柳宗悦による記念碑的な宗教哲学書。 「美の宗教」という独自の世界観を開陳した歴史的作品にして、雑誌「白樺」での西洋文化研究を昇華させた知と美の結晶。
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ジェニファー・マイケル・ヘクト/月沢李歌子 訳『自殺の思想史 ー抗って生きるために』※新本
¥4,950
自殺をしてはいけない。この言葉は、どのように根拠づけられるのだろうか? この問いへの答えを求めて、古代ローマの歴史的資料や古代ギリシャの哲学者たちの思索をはじめ、戯曲や芸術、キリスト教やイスラム教といった宗教思想、宗教から距離を置いた哲学、社会学的な取り扱いまでをも含んだ広い視野で「自殺」がどう考えられてきたのかをまとめ上げる。 古くは宗教的な罪とされていた自殺は、精神医学の発展に伴って倫理的に中立なものになり、現代では選択肢や権利として肯定する立場さえある。このような思想の変遷の中にも、自殺を肯定しない考え方が確かに生き残ってきた。 誰もが納得する答えを出すことがむずかしい問いである。 それでも、生きることをやめないでほしい、という切実な思いに向き合い、生きることをやめるべきではない理由とその論理をたどることが、この生に踏みとどまる助けになりうるし、切実な悩みに応えるためのヒントになりうるだろう。
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さのかずや『田舎の未来 手探りの7年間とその先について』※新本
¥1,540
父親が体調をくずして仕事をやめた。田舎でどんな仕事ができるのだろうか」。 2012年9月、教育実習で帰っていた北海道の実家のパソコンで書いたブログが大きな反響を呼んだ。 それから7年、大学生、広告代理店、大学院、再び会社員、そしてフリーランスと立場を変えながら、ずっと「田舎の未来」のことを考え、実践し、試行錯誤し続けている若者の記録。
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吉川祐介『限界ニュータウン 荒廃する超郊外の分譲地』※新本
¥1,980
SOLD OUT
千葉県の北東部や外房方面には、俗に「限界住宅地」「超郊外住宅地」、あるいは「限界ニュータウン」と呼ばれるような分譲地が数多く存在する。 そのほとんどが1970年代半ばから80年代にかけて、投機目的で分譲されたミニ住宅地である。 道路は狭く、アクセスする公共交通手段もなく、上下水道なし──買う人もなく、売れない分譲区画は荒れ地化していく。 そのような限界ニュータウンに赴き、その現状を辿ってきた著者が、限界ニュータウンの誕生をひもとき、その利活用を考える。
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野村昌二『ぼくたちクルド人 日本で生まれても、住み続けられないのはなぜ?』※新本
¥1,980
在日クルド人の子どもたちの夢は、どこへいく? 今、日本には約2000人のクルド人がいると言われている。 そのほとんどが主にトルコでの迫害や弾圧を逃れてやってきた人々だ。彼らは「非正規滞在者」としてしか暮らすことができないため、就労や就学、日々の移動すら制限された暮らしを送っている。 クルド人の子どもたちやその家族は、どんな夢や困難を抱え、日本で暮らしているのだろうか? 中学生から読める、ヤングアダルト・ノンフィクション。
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小沼理『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』※新本
¥1,980
新型コロナウイルス、東京オリンピック、元首相銃撃事件。著しい社会変化があった3度の夏、それでも生活は続いていく。 迷い、怒り、喜び、苦しみ、考え、先へ向かう、注目のフリーランスライターによる3年間の日記。
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沼田和也『街の牧師 祈りといのち』※新本
¥1,870
SOLD OUT
ネットで誰もが石を投げあい、誰もが傷つけあう時代に、牧師の祈りはいのちとつながっている。 かつて精神を病み、閉鎖病棟での生活も経験した牧師。何度もキリストにつまずき、何度もキリストと繋がってきた牧師が営む街のちいさな教会は、社会の周辺で生きる困難な事情を抱えた人たちとの出遭いの場でもある。 宿を求めて夜の街で男をラブホにさそう少女、大人たちから裏切られ続け人を信用できなくなった青年、完治が難しい疾病で苦しむ患者、「いまから死にます」と深夜に電話をかけてくる人……。本気で救いを必要とする人びとと対話を重ねてきた牧師が語る、人と神との出遭いなおしの物語。
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辻本力『失われた“雑談”を求め』※新本
¥1,980
雑談に飢えていた。 企画会議で全くアイデアが浮かばず動揺したフリーライター。 これはコロナ禍で外で人と会うことが難しくなり、打合せや取材がオンライン化したことで、いわゆる「雑談」ができなくなったからなのではないか。 そこで思いついた、ただただ雑談をする企画。 とりとめのないお喋りのもたらす楽しさ、豊さ、下らなさ、愛しさがここにある!「生活考察叢書」第2弾。 雑談した人 約100人!